FXトレードの始め方からゲームクリアまで

FXトレードの始め方、資金管理、練習方法、ゲームクリア条件、ゲームクリア方法、ゲームの性質等を記します。

FXトレードのゲーム性

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FXトレードの性質や特徴を知ることで、FXトレードで勝つ為(安定した利益を出す為)に何をすればいいのかが見えてきます。ここではFXトレードというゲームの性質と、FXトレードの特徴と練習方法について説明します。

世の中のゲームの分類

まずはFXトレードというゲームの性質を理解するために、世の中の数あるゲームの中でFXトレードがどのようなゲームの種類に属するのかを考えてみます。そのために世の中にあるゲームの種類を下記の5つに分類します。

①スポーツゲーム

1つ目はサッカーや野球、テニスのように主に身体を使って1人対1人あるいは1チーム対1チームで行う対戦ゲーム。ここでは、これらをスポーツゲームとします。

②頭脳ゲーム

2つ目は将棋や囲碁、チェスのように身体をほとんど使わないで主に頭脳を使って1人対1人で行う対戦ゲーム。ここでは、これらを頭脳ゲームとします。

③不確実性ゲーム

3つ目はFXトレードや国家運営、企業経営のように複数の人が相互に影響しあう状況のゲームで不確実性が著しく高いゲーム。(ここでいう不確実性が高いとはゲームの時間が長く、参加人数が多く、資金量が多いことを指します。)身体はほとんど使わないで主に頭脳と精神を使うゲームです。ここでは、これらを不確実性ゲームとします。

④不確実性スポーツゲーム(レース)

4つ目は競馬や競輪、ボートレースのように主に身体を使い、複数の人が相互に影響しあう状況のゲームで、スポーツゲーム+不確実性ゲームのゲーム。ここでは、これらを不確実性スポーツゲーム(レース)とします。

⑤不確実性頭脳ゲーム

5つ目は、麻雀やモノポリー、複数人で行うシミュレーションゲームように主に頭脳を使い、複数の人が相互に影響しあう状況のゲームで頭脳ゲーム+不確実性ゲームのゲーム。ここでは、これらを不確実性頭脳ゲームとします。

各ゲームの特徴と練習方法

次にスポーツゲーム、頭脳ゲーム、不確実性ゲームのそれぞれのゲームの特徴と練習方法について考えてみます。不確実性スポーツゲーム(スポーツゲーム+不確実性ゲーム)、別名レースと不確実性頭脳ゲーム(頭脳ゲーム+不確実性ゲーム)の説明は省きます。

①スポーツゲームの特徴と練習方法

スポーツゲームでは主に身体を使うので、その競技に適した強く柔軟な身体が何よりも物を言います。色々な戦略や技術がありますが、まずは競技に合った動作ができる強く柔軟な身体があってのものです。そのための練習方法として、その競技で行う最適な動作を細分化し、その動作を何度も繰り返します。また、その動作に必要な筋肉を鍛えます。加えて、その競技で出くわす重要な局面を何度も繰り返します。

②頭脳ゲームの特徴と練習方法

頭脳ゲームでは身体はほとんど使わないで主に頭脳を使うので、そのゲームに適した柔軟で回転の速い頭脳が必要になります。そのための練習方法として、将棋であれば詰将棋や棋譜並べがあり、同じ局面を繰り返す事で速く最適な答えを出せるようになります。また感想戦では重要な局面での最適解の見直しをします。これは自分の戦術の変更に繋がり易いので重要なものになります。

③不確実性ゲームの特徴と練習方法

不確実性ゲームは1人対1人、1チーム対1チームでの対抗ではなく複数対抗のゲームです。複数対抗のゲームでは1人や一方を相手にすれば、もう一方の対応が疎かになります。麻雀のように3人や4人対抗ぐらいであれば対応した方が良い場面もあるかと思いますが、不確実性ゲームの参加人数は多すぎます。その為、不確実性ゲームでは、ある一方をその場その場で相手にするのではなく、予め決めた勝つ可能性の高い自分のシステムに身を委ねる事になります。不確実性ゲームでは、勝つことのできる自分オリジナルのシステムが重要になるので、そのゲームに適した自分のシステムを作ることができる頭脳とシステム通りに実行できる精神が必要です。システム通りに実行するのが難しくなるのは負け続ける事、損をし続ける事がある為です。人間は損をする時の感情と得をする時の感情では、損をする時の感情の方が大きい事が知られています。システム通りに実行する為には負ける事、損をする事に慣れる必要があります。自分のシステムをシステム通りに実行することを繰り返すことで、精神を使って精神を鍛えます。通常は自分のシステムを作る過程で精神も鍛えられていきます。誰かからシステムを教わった場合や複雑で曖昧さの多いシステムは、反復練習が多く必要になります。

FXトレードの練習の問題点

3つのゲームに共通している練習方法は重要な局面での反復練習ですが、反復練習をするにあたってFXトレードには問題があります。それはスポーツゲームや頭脳ゲームはリアルタイムの試合やミニゲームで練習になることも多いと思いますが、FXトレードはゲームの進行速度が遅い為にリアルタイムのゲームでは重要な局面に出くわす機会が少なく、ほとんど練習にならない事です。その為、FXトレードで自分のシステムを作ったり、反復練習をしたりする為には必ず専用の練習ソフト(検証ソフト)が必要になります。練習ソフトを使って勝てるシステムを作り、重要な局面の反復練習をします。FXトレードはスポーツゲームや頭脳ゲームと比べて練習方法が見えづらく、分かりづらいです。最終的にシステム通りに実行するだけなので、練習の必要性を感じにくいですが練習は必須です。

まとめ

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◆チェック◆
  • FXトレードは頭脳と精神を使うゲーム。
  • FXトレードはシステムを作れる頭脳とシステム通りに実行できる精神が必要。
  • FXトレードは練習方法が見えづらく分かりづらいが練習は必要。
  • FXトレードはリアルタイムのゲームでは、ほとんど練習にならない。
  • FXトレードの練習には専用の検証ソフトが必要。
  • FXトレードの主な練習方法は検証作業を通してのトレードルールの構築と重要な局面での反復練習。

追記

FXトレードの具体的な練習方法は、こちらの教材FXトレーダー必須の基礎技術を参考にして下さい。