FXトレードで勝つ為(安定した利益を出す為)には検証作業(練習)をしなければいけません。検証作業にはどのような種類があり、それぞれの検証作業は何の目的でするのでしょうか。ここではFXトレードの検証作業について説明します。
検証作業の種類
FXトレードというゲームに勝つ為には勝てるシステム(トレードルール)が重要になるので、勝てるシステムを作る検証作業はFXトレードその物と言えます。その検証作業を理解し易くする為に、下記の4種類に分けて考えます。(検証作業はトレードルール通りに検証した結果を必ず紙に残します。)
①トレードルール構築の検証作業。(勝てるトレードルールを作る為の検証作業。)
検証作業を通して勝てるトレードルールを作っていきます。勝てるトレードルールの作り方が分からないと思いますので、勝てるトレードルールの簡単な作り方を説明します。相場にはトレンド相場とレンジ相場があります。明らかにトレンド相場で勝つ方が楽なので、初めはトレンドが発生している大きく値が動いている年と通貨を選び、検証作業を繰り返してトレードルールを作っていきます。トレンド相場の年、通貨で勝てるようなトレードルールが出来たら、今度は同じ通貨のレンジ相場の年を選び、同じトレードルールで検証作業をします。レンジ相場で勝てる必要はなく、大きく負けていなければ問題ありません。このようにトレンド相場で勝って、レンジ相場の時に大きく負けないトレードルールを作ります。
②再現性確認の検証作業。(トレードルールの曖昧さが許容できる範囲か判断する為の検証作業。)
勝てるトレードルールが出来てきた時に、トレードルールの曖昧さが許容できる範囲か判断する為の検証作業をします。毎回同じようにトレードする為にトレードルールを作っているので、何度、検証作業をしても毎回同じ検証結果になっているのが理想です。しかし、すべてが同じエントリーポイント、決済ポイントというのは難しいので、8割、9割ぐらい同じ検証結果にできれば良いと思います。何回、検証作業しても同じような検証結果になっていることを確認して、トレードルールの曖昧さが許容できる範囲か(再現性の高いトレードルールか)判断します。
③反復練習の検証作業。(苦手な局面の反復練習をする為の検証作業。)
検証作業を続けていると苦手な局面というのが出てきます。エントリーの判断が難しくエントリーしてもしなくても、どちらでもいい、という局面です。そういった局面でどうしたら毎回同じ判断ができるのか、エントリーの判断基準をトレードルールに組み込めるのかを考えて、その局面を何度も繰り返して慣れていきます。最終的にやはり、どちらでもいいと成るかもしれませんが、それでも、そういった局面に慣れているのとそうでないのとではリアルトレードの時に随分と結果と心労に違いが出てくるものです。また、リアルトレードで負けが続くと検証作業通りにトレードするのが難しくなってくるので、検証作業の反復練習で慣れておきます。
④有効性確認の検証作業。(勝てるトレードルールが本当に有効か確認する為の検証作業。)
勝てるトレードルールが本当に有効か長期間(5年間~20年間)、同じトレードルールで確認の為の検証作業をします。5年間~20年間分の検証結果を見て、どれぐらい利益を出せるのか、最大ドローダウンがどれくらいか、勝てるトレードルールとして有効か、を確認します。
まとめ
- 検証作業は4種類ある。
- トレードルール構築の検証作業。
- 再現性確認の検証作業。
- 反復練習の検証作業。
- 有効性確認の検証作業。
追記
FXトレードの具体的な検証作業については、こちらの教材FXトレーダー必須の基礎技術を参考にして下さい。