FXトレードはスプレッドや手数料を抜きにして考えればゼロサムゲームであるとか、中央銀行の介入があるからゼロサムゲームではない等、色々と言われています。ここではFXがゼロサムゲームではない本当の理由について説明します。
FXがゼロサムゲームではない理由
FXトレードはゼロサムゲームではありません。FXトレードだけではなく、商品先物トレード、株式トレード、仮想通貨トレードもゼロサムゲームではありません。ゼロサムゲームとは複数の人が相互に影響しあう状況の中で、全員の損益の総和が常にゼロになるゲームのことです。トレードというゲームは全員の損益の総和はゼロにはなりません。それは時間と人数と資金量が定まっていないためです。通常のトレードでは、時間は永遠と続くことを前提としています。人数はその時々で千人だったり、一万人だったりします。資金量は人それぞれで10万円だったり、100万円だったりします。時間、人数、資金量を定めると通常のトレードをゼロサムゲームにすることができます。例えば、時間をam9時~am10時までの1時間、人数を千人、資金を一人10万円としてトレードをすると、ゼロサムゲームのトレード(以下、ゼロサムトレード)とすることができます。ゼロサムトレードでは、全員の損益の総和が常にゼロです。上記の例では一人、10万円で人数が千人なので資金の総和は一億円です。ゲームの始まり、途中、終わり、すべての時間において資金の総和は一億円で、全員の損益の総和が常にゼロになります。ゼロサムトレードの例を見ていただければ、通常のトレードがゼロサムゲームではないということを理解していただけると思います。
ゼロサムトレードとは
ゼロサムトレードとは時間、人数、資金量を定めることで通常のトレードをゼロサムゲームにしたものです。そのうちゼロサムトレードというゲームを誰かが作るのではないかと思います。始値をどうするか、ゲームとして成立して面白くなる、時間、人数、資金量等、色々と試しながら作っていく必要があると思います。通常のトレードより利益を出すのが簡単かどうかはやってみないと、なんとも言えません。
FXの不確実性の高さ
時間、人数、資金量はあらゆる事象の不確実性を測る一つの指標となります。時間が長ければ長いほど、人数が多ければ多いほど、資金量が多ければ多いほど不確実性が高くなります。これを色々な仕事に当てはめて考えてみると面白いと思います。国家運営や企業経営は不確実性が高く、手に職の職人のような仕事は不確実性が低いと判断できます。またFXトレードの不確実性がどれほど高いかも大まかに判断できると思います。
まとめ
- FXトレードは利益の奪い合いだがゼロサムゲームではない。
- 通常のトレードの時間、人数、資金量を定めるとゼロサムゲームのトレードになる。
- 時間、人数、資金量で不確実性の高さを大まかに測ることができる。
- FXトレードは不確実性が高い。
追記
ゼロサムトレードというゲームを作りたい人は、こちらhowtochangetheworld2022@gmail.comにご連絡いただけると助かります。私はプログラミングやゲームを作る知識や技術を持ち合わせていませんが、ゼロサムトレードを一緒に作りたいと考えています。よろしくお願いします。